投資初心者は何から始めるべき②

1-2.株式投資

株式投資とは、企業が発行した株券を売買することで利益を得る投資方法です。株式の価格(株価)が低いときに購入し、高くなったときに売却すれば売買手数料や生じる税金を除いた差額を利益として受け取ることができます。また、株式は保有していることで「配当金」が支払われることや、「株主優待」を受け取れることもあります。

 

株式投資の特徴として、価格変動が大きくなることが多いという点が挙げられるでしょう。投資信託のように複数の株式や債券などでひとつの商品を構成しているわけではないため、投資信託に比べ企業の業績や評判などの影響をダイレクトに受ける傾向にあります。また、100株単位で売買することが基本のため、投資資金が高くなる傾向にある点も、注意が必要です。

 

1-3.個人向け国債

個人向け国債とは、国が発行している債券を使った投資方法です。投資期限が決まっているため、満期まで保有していると元本と利子を得ることができます。

 

個人向け国債は1万円から購入できるため、投資資金が少ない方にも適した投資方法です。また、個人向け国債は、購入するときに適用金利がわかっているのもメリットといえるでしょう。経済状況などにより情勢が変化したときでも少なくとも年0.05%(税引き前)の金利が保証されているのも特徴です。

 

ただし、国債発行後1年間は解約できないこと、株式投資投資信託よりは期待できる利回りが少ない点に注意しましょう。元本割れのリスクを回避したい方、低利回りでも安全性を担保したい方には、適した投資方法といえます。

 

 

2.【投資初心者は何から始める?】投資用口座を準備する

投資信託や株式は、証券会社に投資用口座を開設して投資を始めます。証券口座を保有していない方は、口座開設の手続きを行いましょう。近年、オンラインで口座開設できる証券会社も多いため、平日の日中に窓口に行けない方でも簡単に開設が可能です。次の手順で、投資用口座の開設から投資まで進めていきましょう。

 

投資用口座を選ぶ

投資用口座を開設する

投資額を入金する

利益を確定させる

それぞれの手順をわかりやすく解説します。

 

2-1.投資用口座を選ぶ

証券会社によって投資の際に発生する手数料や使い勝手、口座保有者が利用できるサービスの種類などが異なります。また、株式に関しては、どの証券会社でもすべての上場銘柄を購入できますが、投資信託は証券会社によって扱っている商品が異なるため注意しましょう。

 

購入したい商品が決まっているときは、その商品を扱っている証券会社で口座を開設しましょう。また、手数料も比較しましょう。手数料が低めに設定されていると、購入・売却がしやすくなります。ネット証券は比較的手数料が低いため、手数料の低さに注目して選ぶときにおすすめです。

 

また、店舗型の証券会社のなかには、オンラインだけで利用できる証券口座と、窓口でも利用できる証券口座から選択できることもあるのです。この場合もオンラインに限定されている証券口座のほうが手数料は低く設定されていることが多いため、手数料にこだわるときは間違えずに選びましょう。