プログラミングとは?
プログラミングとは?
2020年、ついに小学校でプログラミング教育が必修化します。
高度なIT人材の不足、論理的思考力の育成……など、さまざまな背景があっての必修化と言われますが、あまりなじみのない方にとっては
「そもそもプログラミングって何?」
「わが子は授業についていけるかな?」
と不安になるかもしれませんね。
この記事では「そもそも、プログラミングって何?」をわかりやすく解説します。
「プログラミング」=コンピュータに命令すること!
「プログラミング」とは「プログラム」を作る作業のことです。
と言われても、「じゃあ、プログラムって何?」と疑問に思ってしまいますよね。
プログラムとは、簡単にいうと「コンピュータにさせる処理を、順番に書き出したもの」です。
コンピュータは自分で考えることができません。たとえば、一度も泳いだことのない人に「泳いで!」と言うだけではダメですよね。「まずは右手を前に出して、うしろに向かって水を掻いたら、次は左手を……」と教えてあげなければいけません。
「泳ぐ」という目的を達成するために、一つ一つの動きを順番に説明する必要があります。これをコンピュータ相手に行うのが「プログラム」です。
人間であれば、なんとなく予想して「次はこうすればいいのかな」と動くことができますが、コンピュータには想像する力がありません。一連の動きを厳密に、コンピュータにも読み取れる形で命令する(=プログラムする)必要があるのです。
実は身の回りにも……いろんな「プログラム」
そもそも、コンピュータに関係のない「プログラム」も色々とありますね。入学式のプログラム、運動会のプログラム……どうしてこれらは「プログラム」と呼ばれているのでしょうか?
運動会のプログラムを思い出してみましょう。「1. 開会の辞」「2. 校長のことば」「3. 生徒会長のことば」……など、やるべきことが順番に並んでいますね。
「やることを書き出したもの」がプログラム。つまり、運動会や入学式のプログラムも、コンピュータのプログラムと本質的には同じなのです。
違いといえば「プログラムに従って動くのは誰?」「どうやって指示をするの?」でしょう。
運動会のプログラムの場合は、プログラムを作るのは先生、プログラムに従って動くのは子どもや保護者です。
コンピュータのプログラムの場合は、プログラムを作るのは人間、動くのはコンピュータですね。
「どうやって指示をするの?」は、運動会のプログラムの場合は「日本語」ですが、コンピュータは日本語が理解できないため「プログラム専用の言語(プログラミング言語)」で指示を出す必要があります。
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