投資初心者は何から始めるべき③

NISA口座を活用する

投資用口座は一般口座と特定口座、NISA口座(一般NISA、つみたてNISA(※))から選択できることがあります。一般口座は投資家自身で損益計算を行う必要がある口座です。一方、特定口座は損益計算を証券会社が実施し、年に一度、年間取引報告書を交付してくれます。

 

また、特定口座は「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」を選択でき、「源泉徴収あり」を選ぶと、年間取引報告書の交付に加え、納税まで証券会社が行ってくれます。確定申告する必要もないため、投資初心者にも利用しやすい点が特徴です。

 

一方、NISA口座は枠内投資なら利益が非課税になります。株式や投資信託による投資の利益は、通常は20.315%の税金がかかるため、、NISAの上限内の金額で投資を行うのであれば、NISA口座を上手に活用するのもおすすめです。

 

ただし、NISA口座は一人1つしか開設できない点に注意が必要です。また、利益に対しては非課税になりますが、手数料がかからないわけではありません。NISA口座をより上手に活用するためにも、手数料が低めの証券口座を利用するようにしましょう。なお、未成年者が開設できるジュニアNISAもあります。投資可能な時期は2023年に終了し、2024年以降はジュニアNISA口座内では投資信託や株式などを新規購入できません。

 

 

2-2.投資用口座を開設する

証券会社と口座の種類を選んだら、いよいよ投資用口座の開設です。口座を開設する際には、運転免許証などの本人確認書類とマイナンバーがわかる書類などが必要になります。

 

ほとんどの証券会社で証券口座の開設は無料でできます。異なる証券会社で複数の口座を開設することも、もちろん可能です。ですが、NISA口座はひとつのみですので注意しましょう。また、NISA口座を開設するときは証券会社側で税務署に届け出を行います。申し込みから開設までに数週間かかることもあるため注意が必要です。

 

 

2-3.投資額を入金する

口座を開設後、投資資金を入金します。証券会社によって入金方法が異なるため確認しておきましょう。オンライン入金なら、手数料無料で利用できることが多いです。インターネットバンキングサービスを利用できる銀行口座と紐付けておくと、入金の手間を削減でき、投資チャンスを逃しにくくなるのです。